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憧れの生き方と決別する 【青二才の哲学エッセイ vol.33】

問題提起編

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2020-08-09 21:46:59

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価値観

運命

観念

お笑いが好きだ。トークバラエティよりもネタ番組が好きだ。多分、エンタの神様や爆笑レッドカーペットを観て育ったことが大きく影響している(歳がバレる)。第7世代の活躍、去年のM−1の盛り上がりもあってか、またネタ番組が増えてきていて本当に嬉しい。「ネタパレ」と「有田Pおもてなす」は必ず見ておかないと私の1週間は気分良く終わらない。

 サンドイッチマン、オードリー、NON STYLE、パンクブーブー、ぺこぱ、インディアンス・・・。好きな芸人さんを挙げるとキリがないけど、今一番応援している芸人さんを挙げるとするならラランドである。去年のM−1準決勝にも進出した男女の漫才コンビで、芸能事務所に属さずフリーで活動している。ボケのサーヤさんがOLとして働きながらの挑戦をしているというところにも、同じ社会人として感情移入してしまうところがあるのかもしれない。まあそういう話題性でどうこう言うのは失礼な気がするので、とにかくネタを見てほしい。個人的には「オーシャンズ11」というネタが一番好きだ。youtubeにも公式としてアップされている。何度見ても面白い。おかげで筆が遅くなってしまった。

 ボケのサーヤ、ツッコミのニシダ。お二人とも小さい頃からお笑いが大好きで、大学の時に結成して賞をたくさんとったそうな。お笑いに対する姿勢がとても真摯だ。インタビュー記事からもヒシヒシと伝わってくる。ずっと好きだったことにひたむきに打ち込んでいて、結果を出しているということに素直に尊敬する。


 尊敬すると同時に、自分と比較してひどく悲しくなってしまった。

 こういう感情は、ラランドのお二人に限らず、有名人の経歴や生い立ちを見るたびによく沸き起こってくる。芸人さんに限らず、スポーツ選手とか歌手とか羨ましくて仕方がない。結果を出しているとか、お金をたくさん稼いでいるとかそういうところではなくて、小さい頃から大好きなものにひたむきに、一直線に打ち込んでいるというところに、だ。どんな分野であれ、ストイックに深く好きなことに打ち込んでいる人に憧れる。私もそういう風になりたい。でもそうはなれない。大して深く好きになるものが昔からない。なりたいと思っても、そういう深い愛って無理矢理作るものでもないだろう。結果を出している人の小さい頃からの情熱エピソードにいつも圧倒されてしまう。こうありたいという憧れと、私の性格・歴史との乖離にいつも悲観的になる。


 ただまあ悲観的になっていても仕方がないので、私なりの人生物語を練り直すことにする。最近はそんな気持ち。

 とりあえず、今やってみたいことを同時並行でもやることにしようかと思っている。仕事で引き続き営業したり、新しい商品を企画したり、あとはここで文章を書いたり・・・。こうして見るとなんだかとりとめもなくて、憧れていた生き方とは程遠い。どれもすごい好きなことかと言われれば別にそうでもない。中途半端で器用貧乏になるのが怖いという気持ちがずっとある。ただ、やるべきだと思っていることをやらないと気持ちが悪いと思うのだけは確かである。よく夢や目標から逆算して行動を計画しなさいとか言われるけど、私には今ここにやりたいことがあるだけで、そんな大層な夢や目標はない。ちょっと頑張れば飛べそうな低いハードルだけが目の前に置いてある。未来のことはわからない。今の積み重ねがあるだけである。

 大した計画性もなく、今やりたいことをひたすら積み重ねる私は、いったいどこに行くのだろう。どうなるのだろう。果たして後悔するのか、しないのか。未来の私に一番興味があるのは多分私自身だ。いばることでもないけど。

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